mocchannosanpomitiのブログ

もっちゃんの日々の成長と記録

もっちゃんの日々の成長と記録✑

盗み癖がやめられない4歳児(アダルトチルドレン)②

もっちゃんの散歩道へ寄り道していただきありがとうございます^^

このブログでは、もっちゃんがアダルトチルドレンを克服していくまでの道のりを紹介しています。

今日はアダルトチルドレンだったもっちゃんが、4歳のときのお話です。

今回は「盗み癖のある子ども」が主なテーマとなっています。 

前回の記事の続きになるので、まだ読んでおられない方はこちらをどうぞ。

mocchannosanpomiti.hatenablog.com

 

さて、「今日はぜったいに人の物を盗まないぞ。」と自分に誓ったもっちゃんですが、どうなったのでしょうか…。

 

帰る会の時間も近づいてきたころ、自由に遊べる時間が与えられました。

みんな、絵本を読んだり積み木をしたり、絵を書いたりとさまざまです。

すると、隣で遊んでいた子たちが何やら物を囲んで楽しそうに話しています。

「キレイ~!!」「かわいい~!!」

女の子たちが騒いでいたのは、髪ゴムです。

髪ゴムといってもただのゴムではなく、髪ゴムに飾りがついています。透明なプラスチックの球体の中にはキラキラと光る物が入っていて、振ると中でシャラシャラとその光るものが動いてとても可愛いのです。(ボンボンゴムだったかな?)

f:id:mocchannosanpomiti:20200222095914p:plain
私はそれをしっかりと見ていました。

そして、帰りの支度の時間になると私はまた自分との誓いを破り、その髪ゴムを盗もうと動いてしまったのです。

ただその日はいつもと様子が違いました。

盗んでいる最中に、その持ち主にバレてしまったのです。

「あ~!!!もっちゃんが私のゴム盗んでる!!!!!」大声で叫びます。

「い~ややこ~やや~せ~んせいに言ったろう」当時こうしたフレーズの歌のようなものがありました。

もう私は大パニックです。

「ちがう!!!落ちてたから拾っただけ!!」とっさにこのような言い訳をしたように思います。

間違いなく最初に出てきたのは「ごめんね」ではありませんでした。

その声を聞いて、クラスの子や先生が集まってきたような気がしますが、はっきりとは覚えていません。

それからそのお友達に私は謝ったのかな。きっと先生にうながしてもらい、謝っただろうと思います。

ひとつはっきりと覚えているのは、かえで先生がクラスのみんなの前で私を叱らなかったことです。

謝るようには促した(うながした)はずですが、叱ることはしませんでした。

私と2人きりになるように、廊下へと私を連れ出します。そして先生は私の両手を優しく包んで握りしめ、目を見つめて言います。

 

「もっちゃん。お友達の物を盗っちゃだめだよ?」

もっちゃんは分かっているよね。

 

 私はとてもおどろきました。自分が想像していた叱られ方と大きく違ったからです。

私の想像では、2人きりになった途端に叩かれる覚悟でしたし、

『いつも良い子だと思ってたけど、とんでもない悪い子だったんだ。がっかりしたわ。そんな子だと思わなかった。』という失望したような目をされて、怒鳴られるのだろうと思っていました。

「嘘つきは泥棒の始まりだよ。あなたは立派な泥棒です。」とか、

「お母さんにも言いつけるからね。一緒に怒ってもらおうか。」とか。

そんな言葉を次々に想像していました。

それからさらに、「今まで何回やってきたの?これが初めてじゃないでしょ?」など追求を受けるとも当然思っていました。

もう大好きなかえで先生に嫌われちゃった…。

そう思っていたのに、かえで先生は最後に「もっちゃんは分かっているよね。」と優しく言ったのです。

ただその一言を私から全く目をそらさず、でも睨む(にらむ)こともなく、優しさすら感じる目で見つめて言ってきたのです。

「先生、ごめんなさい…。」言葉がこみ上げてきて、静かに涙が流れました。

先生はそれ以上私を叱り続けることなく、私の涙が落ち着くまでそばで背中をさすってくれていました。

 『先生のためにも、良い子になりたい。もう悪いことしたくない。』と強く思いました。

 

ただ、どうすれば(盗み癖を)止められるのか自分では分かりませんでした。

今日だって朝に「今日こそは人の物を盗まないぞ。」と思っていたのに結局盗んでしまったし、自分で自分を信用できなくなって怖くなりました。

周りの皆はどうして私みたいなことをしたくならないんだろう。

どうして私は皆と違うんだろう。どうして私だけ悪い人間なんだろう。

私は正義の味方が大好きなはずなのに、いつも自分がやっていることは悪いことばかりだ…。

 

私は、盗み癖はひどかったのですが、全ての思考において悪い子であったのかというとそうではなかったです。

正義感の強い部分もありましたし、周りの大人が「しっかりしている」と評価している部分はたしかに他の子と比べてもしっかりしていたのです。

人見知りなどもなく、誰とでもすぐに仲良くなることもできたし、困っている子がいたら声をかけて助けたいと思う気持ちを持ち合わせていました。

ただ一方で、真逆のことをしてしまう(仲の良い子のものを盗んでしまうなど)という頭で考えたり心で感じることと、体の動きが一致しないような、そんな気持ちの悪い状態が長く続いていました。

 

こういった盗み癖はもちろんすぐには治りません。

ただ、かえで先生は一度も私の親にはこのことを話しませんでした。

どうして分かるのかというと、もしもかえで先生が親に(私の盗み癖について)伝えていたなら、私はどれほど殴られていたでしょう。どれだけの言葉で怒鳴りつけられていたでしょう。もしかすると、もう幼稚園には行けなくなっていたかもしれません。

今になって分かりますが、かえで先生はなかなか居ないとても素晴らしい幼稚園教諭でした。

かえで先生は、この後の私の人生においても重要な人になります。

いつかこのことにもゆっくりと触れられたらと思います。

 

さて、ここまで読んで頂きどう思われたでしょうか。

「なんて恐ろしい子なんだろう。こんな子も世の中にはいるんだ。」とか、4歳の私に嫌悪感を抱く人もいるかもしれませんね。

信じられない思いでいるかもしれません。それが普通の反応だと思います。

ただ、中にはもしかすると「うちの子が今まさに盗み癖があって困ってる。」とか、「私も幼い頃、同じようなことがあったな。」など、私になにか近いものを感じる人もおられるかもしれません。

次回「盗み癖がやめられない4歳児(アダルトチルドレン)③」では、当時の私がこれほどまでに人の物を盗み続けてしまった理由や、盗み癖のある子どもへおすすめの対応法などについても、詳しくお話していきたいと思いますので、ぜひごらんください。